愛媛県内の事業者から再エネJ-クレジットを創出する「ソラカツ!えひめ」プロジェクトが始動

2025年6月30日

当行は、2024年9月に愛媛県、株式会社伊予銀行(以下「伊予銀行」)および株式会社バイウィル(以下「バイウィル」)との4者でカーボンニュートラルを目指す連携協定を締結しておりましたが、この度、その連携をもとに、愛媛県内事業者における太陽光発電設備導入からのJ-クレジット(※1)創出プロジェクト「ソラカツ!えひめ」の運営を開始しましたので、お知らせいたします。

また、第一号入会事業者として、愛媛トヨペット株式会杜(以下「愛媛トヨペット」)の本プロジェクトへの入会が決定しましたのでお知らせいたします。

  • ※1 J-クレジット制度とは、環境への取り組みによる温室効果ガス排出削減量や吸収量を日本政府が「J-クレジット」として認証する仕組みのこと。発行されたJ-クレジットは、他の企業との間で取引することができ、J-クレジットの購入者は自身の温室効果ガス削減目標の達成等に活用が可能(=カーボン・オフセット)。

1.プロジェクトの背景

愛媛県では、「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」を掲げています。実現に向けて、県内の脱炭素化の旗振り役である愛媛県と、地域経済に密着し県内事業者とのネットワークをもつ当行および伊予銀行は「えひめ脱炭素経営支援コンソーシアム」(※2)を構築し、地域産業の脱炭素化を促進しており、本プロジェクト、「ソラカツ!えひめ」の啓蒙活動とプロジェクト入会者の募集に取り組みます。バイウィルは、入会希望者の受付・管理業務やJ-クレジット認証委員会への各種申請・報告業務など、運営管理業務全般を受託し、代行します。

2.「ソラカツ!えひめ」プロジェクトの概要

愛媛県内の事業者に導入された太陽光発電設備によるCO2削減量をJ-クレジットとして認証・活用を図る取り組みです。太陽光発電設備を導入することで、これまでの化石燃料由来の電力と比べ、二酸化炭素排出量が削減されます。この環境へ配慮した事業努力をJ-クレジット化し売却することで収益還元され、地域経済へ寄与することを目指します。また、会員事業者様は、この取り組みを通じて地域社会のカーボンニュートラルの達成に貢献することになります。

また、本プロジェクトでは、複数の温室効果ガス削減・吸収活動をまとめて申請する「プログラム型」を採用しています。この仕組みにより、1事業者単独ではJ-クレジットの創出が難しい小規模な削減・吸収活動でも、J-クレジットを創出することが可能となります。創出したJ-クレジットは、当行、伊予銀行およびバイウィルのネットワークを活用して販売先を探索、その収益を参加事業者に還元し地域内での経済循環を実現します。

愛媛県内の事業者から再エネJ-クレジットを創出する「ソラカツ!えひめ」プロジェクトが始動
適用方法論 太陽光発電設備の導入
プロジェクトの種類 プログラム型
実施地域 愛媛県
排出削減見込量 5527.9t-CO2
プロジェクトの概要 事業所における太陽光発電設備の導入

3.第一号入会/愛媛トヨペットさまのコメント

愛媛トヨペットは、かねてよりハイブリッドカーをはじめとする環境対応車の販売を通じて、地域のカーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでまいりました。

この度、私どもの持つ環境価値を地域に還元する良い方法が無いかと考えていたところ、ご縁があり、愛媛県、伊予銀行、愛媛銀行が連携し、バイウィル社が支援する「ソラカツ!えひめ」に参画させて頂く運びとなりました。私ども愛媛トヨペットは、まもなく創業70年を迎え、「地域の皆さまと共にまちを豊かに」をスローガンのもと、これからも地域と共に歩み、持続可能な社会の実現を目指してまいります。

今回の取り組みで地域の環境価値と経済価値の循環、環境価値の地産地消に寄与し、今後、更に愛媛県内全域のカーボンニュートラルの実現と再生可能エネルギーの普及促進に繋がることを期待しています。

【愛媛トヨペット様 概要】

名称 愛媛トヨペット株式会社
代表者 代表取締役社長 横田 知明
所在地 〒791-0054 愛媛県松山市空港通5丁目7番9号
事業内容 自動車販売業

かりる

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