頭取ごあいさつ

頭取 西川 義教

皆様には、平素より愛媛銀行をご利用、お引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。

我が国経済は、総じて底堅く推移しており、個人消費の持ち直しを受け、景気は緩やかに拡大しております。好調な海外経済を背景とした外需の拡大や、東京五輪に向けた建設需要から企業の設備投資意欲は改善していくものと予想されておりますが、他国の保護貿易主義的な通商政策や人手不足がもたらす経済への影響にも注視していく必要があります。

愛媛県経済は、製造業を中心に業況は回復基調にあり、「有効求人倍率」や「最低賃金」などの雇用情勢を示す指標に改善がみられ、今後、企業の利益がさらに賃金へ振り向けられるようになれば、個人消費の持ち直しに期待が持てる状況にあります。

金融面では、マイナス金利政策が金融機関の収益環境に大きな影響を及ぼしており、構造改革や新しいビジネスモデルの構築が急がれております。

当行および子会社は、銀行業務を中核とし、これに付随する業務やリース業などの金融サービスに係る事業を営むほか、ベンチャー企業等への投資業務も行っており、厳しい経営環境の中、地域経済の活性化や地方創生に取り組んでまいりました。

昨年、地元愛媛県にて64年ぶりに「えひめ国体・えひめ大会」が開催されましたが、愛媛県の素晴らしさを全国に発信する絶好の機会と捉え、地域金融機関として「えひめ国体・えひめ大会」を盛り上げようと、オフィシャルスポンサーとなり、さまざまな活動に参加・協力しました。

また、地元経済活性化のために、ゆうちょ銀行と四国では初となる「えひめ地域活性化ファンド」を創設しました。その他、愛媛県庁内に「地方創生デスク」を設置する準備を進め、今年4月に開設しました。地元自治体向けには、西条市で「ローカルファンド構築事業の推進に関する協定」、上島町で「ゆめしま奨学金制度に関する連携協定」を締結し、それぞれの自治体が抱えている課題解決に向けた具体的な地方創生策に取り組んでおります。

お客さま本位の良質な金融サービスを提供する事例としては、(株)SBI証券との金融商品仲介業サービスを開始して個人向け金融商品ラインナップを大幅に拡充しました。

さらに、事業性評価に基づく成長分野への融資・出資や中小企業の経営体質強化のための支援にも積極的に取り組んでいるところですが、お客さまへのソリューション強化を目的に、平成30年2月に組織改正を行い、本支店一体での提案力強化と営業店情報の一元化を実現する体制を整備いたしました。当行のお取引のある中小企業に対し、経営改善や経営課題の解決に向けた支援に一層注力しております。

加えて、金融機関を取り巻くリスクは、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策をはじめとして年々高度化・複雑化してきております。リスク特性に応じた業務の適正を確保するため、リスク管理・ガバナンス体制の充実と強化に継続して取り組んでおります。

地域経済の発展に資する取組みを一層強化し、お客さまとの共通価値を創造していくためにも、新しいことに挑戦し、地域金融機関としての役割をしっかりと果たしてまいります所存ですので、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年6月

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