頭取ごあいさつ

頭取 西川 義教

皆さまには、平素から愛媛銀行をご利用・ご愛顧いただき厚く御礼申し上げます。

愛媛県は、東予、中予、南予の3つの地域に分けられ、地域別に特色ある基幹産業で構成されております。また資金ニーズの旺盛な企業が多いことから、非常に魅力ある経済圏です。

当行グループは、その経済圏において、預金、貸出金ともに約8割を占める営業基盤を確立しており、ふるさと銀行としての役割を果たしております。

愛媛県の東予エリアでは、日本トップクラスの海事産業に加えて、多様な製造業が集積しており、製造業の出荷額は、四国全体の5割近くを占めています。中予エリアでは、観光業や商業を中核に第三次産業を中心とした多様な産業が集積しています。南予エリアでは農林水産業が盛んで、柑橘、養殖マダイなど全国No.1を誇る生産品目が数多くあり、また、水産加工品をはじめとする食料品の製造も行われています。

瀬戸内圏も同様に魅力ある経済圏であり、当行グループは、愛媛県を中心に、この経済圏における地場産業の可能性の扉を開き、成長・飛躍へとつなげていくことが、地域金融機関としての大事な使命であると考えております。

当行はこれまで、地元愛媛県の底堅い経済基盤や創業以来108年にわたる地域との信頼関係のもと、地域金融機関として独自のノウハウとネットワークを築き上げてきました。そして多様な“ 新連携 ”を推し進めてきたことで、新たなノウハウとネットワークが加わってまいりました。

その“新連携”をフル活用して、従来の銀行業の枠組みや概念を超えた新たなプラットフォームを構築することで、“地域価値共創”の実現を目指してまいります。

当行グループは、お客さま本位のスタイルを守り続け、今後も信頼を積み重ねてまいります。そして、お客さまはもとより、株主・投資家の皆さま、地域社会の皆さま、従業員に至るまで、すべてのステークホルダーから、経営理念に掲げる「ふるさとの発展に役立つ銀行」であると真に評価していただけるよう、積極果敢な挑戦を続けてまいります。今後とも変わらぬご支援、ご愛顧をお願い申し上げます。

2023年8月

かりる

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