JICAの「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択されました! ~有限会社進藤重晴商店~
2021年11月8日
当行は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する2021年度第一回「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の「基礎調査」事業に、取引先である有限会社進藤重晴商店様が採択されましたので、以下の通りお知らせいたします。なお本件は、愛媛県が覚書を結んでいるカンボジア・バッタンバン州における事業です。当行も参画しており、「基礎調査」事業としては、四国初の「地域金融機関連携案件」となります。
1.採択事業の概要
事業名 | カンボジア国マンゴー等地元産果実を活用した加工技術による製品化に係る基礎調査 |
---|---|
対象国・地域 | カンボジア・バッタンバン州 |
事業内容 | 自然風味を生かす当社の加工技術によって、マンゴー等の地元産果実を製品化するビジネス展開を図り、ひいてはカンボジアの農作物加工製品の輸出比率の拡大、廃棄されることもある収穫物を有効活用することで地元農家の所得向上への貢献を目指す。 |
実施期間 | 2022年3月~2022年10月の8カ月(予定) |
該当するSDGs(持続可能な開発目標)



2.採択企業の概要
企業名 | 有限会社進藤重晴商店 |
---|---|
代表者 | 進藤 峰生 |
本社住所 | 愛媛県四国中央市寒川町3797-1 |
事業内容 | 生姜砂糖漬製品及び愛媛県産柑橘類の皮を利用した砂糖菓子「ピール」の製造販売 |

ピール菓子「果の香」
3.愛媛県とカンボジアの関係について
愛媛県は、2020年1月15日にカンボジア・バッタンバン州と「友好交流・協力活動の構築に関する覚書」を締結しています。この覚書には、貿易・投資・技術開発・人材育成などの分野での協力、愛媛県の技術と製品を用いた食品加工産業などの向上、幅広い分野での民間交流の促進、地域発展のための情報交換や事業機会の創出が盛り込まれています。今回採択された事業は、両自治体の連携強化に資するものとして、大きな期待が寄せられています。

カンボジア・バッタンバン州 地図
JICA「協力地域地図」より

バッタンバン州のマンゴー農家
4.中小企業・SDGsビジネス支援事業について
「中小企業・SDGsビジネス支援事業」は、途上国の抱える課題と、その課題を解決できる民間企業の製品・技術・ノウハウのマッチングをJICAが支援し、途上国においては自国の課題解決、企業においては海外展開のきっかけを掴むことのできる事業です。
なかでも「地域金融機関連携案件」は、地域金融機関が連携して海外展開を検討・調査することで、途上国の課題を解決するSDGsビジネスの実現性を高めるとともに、地域活性化に一層資することを目的としています。
当行は引き続きJICAと連携し、SDGsに係る途上国の課題解決、ならびに愛媛県内企業の海外展開支援を行っていきます。
【JICA関連リンク】
「中小企業・SDGs支援事業の採択案件四国で4件採択」
https://www.jica.go.jp/shikoku/press/ku57pq00000mbo2n-att/ku57pq00000mr5hb.pdf
「愛媛の果物加工技術でカンボジアの果樹農家の所得向上を!」
https://www.jica.go.jp/shikoku/press/ku57pq00000mbo2n-att/ku57pq00000mrw4t.pdf
「中小企業・SDGsビジネス支援事業について」
https://www.jica.go.jp/priv_partner/activities/sme/index.html