株式会社HIROTSUバイオサイエンスに追加投資しました!
2021年3月29日
当行は、2013年8月30日に設立された「投資事業有限責任組合えひめベンチャーファンド2013」から第8号案件として、2018年3月30日に設立された「えひめ地域活性化投資事業有限責任組合」から第10号案件として、線虫を使ったがん検査サービス「N-NOSE(エヌノーズ)」を提供する株式会社HIROTSUバイオサイエンスに追加投資いたしましたので、以下のとおりお知らせします。
同社は、2018年7月に「えひめベンチャーファンド」の第6号案件としても投資しており、今回、同社の事業進捗に伴う資金調達のため、「えひめベンチャーファンド2013」と「えひめ地域活性化ファンド」から協調で投資をいたしました。
1.投資の概要
投資先 | 株式会社HIROTSUバイオサイエンス(https://hbio.jp/) |
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代表者 | 代表取締役 広津 崇亮 |
本社住所 | 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート22階 |
設立 | 2016年8月 |
事業内容 | 生物診断研究・開発・製造・販売 |
投資形態 | 株式投資 |
2.投資先の事業内容
- 同社の「N-NOSE」は、体長1ミリほどの生物「線虫」の嗅覚を活用し、がん患者の尿に含まれる微量なにおい物質から、がんを検知する一次スクリーニングがん検査のサービスを行っています。
- N-NOSEは臨床研究において早期がん(ステージ0~1)であっても約86%と高い精度で判定できることが確かめられています。一度に胃がん、大腸がん、肺がんなど15種類のがんの罹患リスクが調べられるため、受診者は尿検体数滴程度を一度提出するだけで従来の検査よりも安価に網羅的ながん検査を受けることができます。
- 同検査が普及することで、全世界でがん検査受診率および早期がん発見率の向上、医療費の大幅な削減が期待されており、当行においても健康経営の一環として従業員等に対する同検査の導入を検討しています。
3.HIROTSUバイオサイエンス広津社長コメント
当社は、安価・高精度・全身網羅的にがんリスクが判定できる「N-NOSE」の実用化を通じ、がん検査の新領域を創出しました。愛媛県には当社の検査拠点があるだけでなく、地元企業との自動解析装置の共同開発など厚いサポートを頂いており、今回さらにご支援いただけることを嬉しく思っております。N-NOSEを通じて、愛媛県民の皆様の健康維持や地域の活性化に貢献できるよう、当社は事業のさらなる成長を目指してまいります。
4.各ファンドの概要
- えひめベンチャーファンド2013
名称 投資事業有限責任組合えひめベンチャーファンド2013 設立日 2013年8月30日 運用期間 2023年8月29日まで(2年間の延長が可能) 規模 5億円 出資者 無限責任組合員 フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
有限責任組合員 株式会社愛媛銀行投資対象 当行の営業エリア内に所在する成長性の高い未上場企業 - えひめ地域活性化ファンド
名称 えひめ地域活性化投資事業有限責任組合 設立日 2018年3月30日 運用期間 2027年12月31日まで 規模 3億円 出資者 無限責任組合員:ひめぎんリース株式会社(当行子会社)、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
有限責任組合員:株式会社愛媛銀行、株式会社ゆうちょ銀行投資対象 愛媛県を中心に地域活性化に寄与する創業・第二創業及び成長性の高い未上場企業