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八八茶屋(はちはちぢゃや)

お遍路手帳

お遍路ってなあに?
毎月、お遍路について いろいろとご紹介します!

2012/03/14

読経の順序とお礼参り

お遍路での合掌の仕方は、真言宗の礼法に倣い「金剛合掌(こんごうがっしょう)」が基本です。金剛合掌の仕方は、右手が上(手前)になるようにして指と指を先端で組みます。

読経は「開経偈(かいきょうげ)→懺悔文(さんげもん)→三帰(さんき)→三竟(さんきょう)→十善戒(じゅうぜんかい)→発菩提心真言(はつぼだいしんしんごん)→山摩耶戒真言(さんまやかいしんごん)→般若心経(はんにゃしんぎょう)→御本尊真言(ごほんぞんしんごん)→光明真言(こうみょうしんごん)→大師御宝号(だいしごほうごう)→回向文(えこうもん)」の順で読経するのが正式なスタイルとされていますが、必ず全てを読経しなければならないという取り決めはないようです。その言葉の意味を理解し、実践しようという気持ちで唱える事です。

以下に、本堂・大師堂での読経の順序をご紹介します。

(1)合掌礼拝(がっしょうらいはい)
 胸の前で合掌し三礼しながら「うやうやしく御仏(みほとけ)をたてまつる」と唱えます。

(2)開経偈 一返
 今、この時、この場所で仏教の教えに出会えましたという意味です。

(3)般若心経 一巻
 仏教の教えを262字にまとめたもので、お遍路さんにとっては最も重要なお経の一つです。
般若心経を唱える事で、すべての苦厄が除かれると言われています。

(4)御本尊真言 三返 (大師堂では御本尊真言は唱えません。)
 四国八十八カ所の本尊は15種類あり、それぞれ真言があります。

(5)光明真言 三返
 「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたやうん」

(6)大師御宝号 三返
 「南無大師遍照金剛(なむだいし へんじょうこんごう)」

(7)回向文 一返
 自分も他の人々と共に、仏道を成就することを願っています、という意味です。

(8)合掌一礼
 「ありがとうございます」と言い、合掌一礼します。

八十八カ所を巡り終えると、無事に結願を迎える事が出来た報告と感謝の気持ちを込めて「お礼参り」へ行くとされています。けれども、厳密な定義はなくいろいろな考えがあるようです。
発願のお寺へお礼参りをする場合は、一番札所・霊山寺から遍路を始めたとすると、八十八番札所・大窪寺で結願して霊山寺に向かうことになります。
または、発願のお寺へお参りするのではなく、結願後に弘法大師が入定(にゅうじょう)された、「高野山奥の院(こうやさんおくのいん)」へお参りする方もいらっしゃるようです。しかし一説には、旅立つ前に高野山へ参り、弘法大師に出発のご挨拶をする事で一体となり「同行二人」の旅が出来るとも言われています。

四国遍路はいつでもどこからでも始める事ができます。
「何事も決して一人の力ではなく、たくさんの人々に助けられて達成する事が出来る」という感謝の気持ちを持って、日々の生活を過ごす事だと思います。

最後に、種田 山頭火が四国遍路で書き残した俳句をご紹介します。
-人生即遍路-

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四国八十八カ所ミニ辞典

七十一番 弥谷寺(いやだにじ)

弥谷寺

香川県
三豊市三野町大見乙70

72番曼荼羅寺まで4キロ

聖武天皇の勅願所で、天平年間行基菩薩が開基。

この山より、中・四国の八国が眺望できたことから蓮華山八国寺と名付けた。

弘法大師が唐より帰朝の後、この寺で真言密教の秘法を修していると、空中から五柄の宝剣が降ったので、千手観世音菩薩を刻み本尊とし、伽藍を修復した。

五剣を中央の峰に納めたので剣五山といい、谷々が多いので弥谷寺と名付けた。

大師堂の奥にある獅子の岩屋は、幼少の大師(真魚)が勉学に励まれた場所で、大師像と阿弥陀如来像、弥勒菩薩像が安置されている。